news 修理完了 激希少シンガー足踏みミシン 縫えない整備依頼
縫えるようにして欲しい依頼。物ゴゴロついた時には家にあった母のシンガーのミシンを縫えるように直して欲しい依頼。というとこは70から80年ほど前でしょうか?
針が右によって釜をガリガリ削っております。あり得ない削り方です。針の角度かと思ったのですが
返し縫いレバーが付いてますので、70年前、行って80年前になります。
下糸巻きゴム輪はやはりなかったので取り付けました。
針を交換、平らな部分を右にして針を取付、糸を右から左に向けて通して、縫えない。よく見ると普通の家庭用半回転釜用ボビンケースと角の向きが違う。
ジャノメ半回転釜ミシンの1522RD持ってきて比較すると
内釜も向きか逆です。ということは、
針でキズだらけの釜にバフ掛けて滑らかにしました。
メイド イン グレートブリテン です。
針落ち位置も普通の家庭用半回転釜用ボビンケースと違いました。このボビンケースもうないでしょう。この時代より前は、同じ家庭用ミシンの見た目で、小シャトル釜などありますのでなかなか混沌としてます。
製造番号から調べられました。1953年製です。2022年から69年前のようです。(お客様の記憶とこの表が両方とも正しい場合です。)
快調です。
家庭用の針の平らな面は左、糸は右から左へ通します。この付け方通し方は家庭用ミシンでは、このミシンだけでしょう。
清掃、注油、調整、部品交換、試し縫いテスト完了。